麦草峠からの山

ニュウ 標 高 2352m 標高2000m超峰 山 域 北八ヶ岳
稲子岳 イナコダケ 標 高 2380m 山 域 〃〃
中山 ナカヤマ 標 高 2496m 山 域
高見石 タカミイシ 標 高 2270m 山 域
丸山 マルヤマ 標 高 2330m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2017年6月6日
登山経路 麦草峠(7:10)〜白駒の池(7:35)〜ニュウ(9:25/9:40)〜分岐〜稲子岳(10:40/11:10)〜分岐(11:40)〜中山(13:00/13:10)〜高見石(14:15)〜丸山(14:40)〜麦草峠(15:25)
行動時間 合計 8時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス R299麦草峠
トレイル 転石多くそれほど快適とは言えないトレイルが続き、この時期まだ一部残雪を踏む
水場・トイレ 水は青苔荘・高見石小屋・麦草ヒュッテ toiletも各小屋と麦草峠駐車場にある
その他 北八ヶ岳の人気のトレイルで脚力に合わせてコースを選べる
山行記


麦草峠


白駒の池


硫黄岳・天狗岳方面  ニュウ山頂 白駒の池・北横岳方面


↑稲子岳山頂 ・ 南壁の山頂↓


麦草峠から白駒の池への登山道に入る。麦草ヒュッテ付近は笹原であったがすぐに樹林帯に入り、木道を進むと苔むす「白駒の森」であった。R299からの道を合わせ白駒の池に着いた。山小屋青苔荘の前から池畔に出て写真を撮る。長野県に住んでいて登山を始めて20年にもなるが名勝白駒の池には初めてである。池畔を半周し中山峠への登山道に入る。すぐ先の白駒湿原は見るほどもないただの草地であった。登山道は樹林帯の中緩く登って行くが、転石が多く木の根の絡まるところも多く、それほど快適とは言えない。右足が本調子でないのでゆっくりと歩いて白駒の池からは1時間半ほども掛かって岩場のニュウ山頂に着いた。ガイドに案内された数人の女性グループが先着していて、眼前に硫黄岳・東天狗岳が聳えていて、振り返ると来し方の白駒の池方面が開けていた。
15分ほど休憩し中山峠への道に戻り稲子岳への分岐を探すが一度行き過ぎてしまい10分ほどロスしたが赤布の下がる分岐を稲子岳への道に入ることができた。稲子岳は縦走路を外れていて訪れる人は少ないので踏み跡も薄いが迷うことのない道が続いていた。稲子岳山頂へは平たんな道が続き、最高点かと思しき高みから10分以上も歩いてようやく樹木に紙製の山頂標識が掲げられる山頂に着いた。すぐ先の岩場に出てみたが三角点を見ることは無かった。登山道に腰を下ろして一息入れた後さらに先に進むと南壁の岩場に出た。眼前には硫黄岳・東天狗岳が谷を隔てて対峙していて、岩稜の難壁の下方には稲子湯の建物がよく見えた。
稲子岳から縦走路に戻り中山峠に向かうと残雪が現れた。本沢温泉から天狗岳踏んで稲子湯に回るという登山者や若い2人組の女性登山者と行き交う。平日でも登山者が多いのが八ヶ岳である。八ヶ岳主稜線の縦走路に合流し右折しわずかに進むと中山山頂であった。登山道脇に腰を下ろしてカップラーメンを食べてさらに進むと石畳上の台地が広がっていた。絶好の展望台でてんぐだけが秀麗な姿を見せていた。
中山からは樹林帯の残雪の中少々急坂もある道を下って行く。やはり右足痛で下りは時間が掛かってしまい中山からは1時間も掛かって高見石小屋に着いた。小屋をカメラに収めた後は休むこともなく丸山に緩く登りかえし急坂の道を丸山の森に下り、麦草ヒュッテの立つ登山口に戻った。コースタイムより随分と時間を要したが、これにて南の編笠山から北の北横岳まで八ヶ岳の縦走路が繋がり満足の登山であった。



中山山頂・天狗岳


高見石小屋・丸山山頂


茶臼山 チャウスヤマ 標 高 2384m 標高2000m超 山 域 北八ヶ岳
縞枯山 シマガレヤマ 標 高 2403m 標高2000m超 山 域
雨池山 アメイケヤマ 標 高 2325m 標高2000m超 山 域
三ッ岳 ミツダケ 標 高 2360m 標高2000m超 山 域
登 山 記 録
登山月日 2016年10月6日
登山経路 麦草峠8:55〜大石峠〜茶臼山9:50〜縞枯山10:30/10:40〜雨池峠11:00〜雨池山11:20〜三ッ岳12:10/12:20〜縞枯山荘13:15〜ロープウェイ駅13:30〜五辻13:50〜出逢辻14:15〜R299〜麦草峠14:45
行動時間 合計 5時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 麦草峠は標高2200mを超えるR299の最高点
トレイル それぞれの山頂への登山道はゴーロの沢筋を行く その他は草原・樹林帯の快適遊歩道が続く
水場・トイレ 飲用できる水場はない toilet飲料水は縞枯山荘・ロープウェイ山頂駅にある
その他 苔むす癒しの遊歩道は人気のコース
山行記


茶臼山・縞枯山


雨池峠・雨池山


三ッ岳第一峰・主峰の第三峰

R299の八千穂高原など麦草峠までの紅葉はまだ少々早かった。8時半過ぎに峠の駐車場に車を着けたが白駒の池方面への紅葉見物の車が数台止まっていた。支度をして登山道には9時前に入り、やがて雨池方面への分岐になっていた。さらに10分ほど進むと旧大石峠で麦草峠の車道が拓かれる前は佐久と茅野を結ぶ旧道が通っていたのだろう。
茶臼山への道に入ると度―路上の沢道を行き、中小場の小突起に出ると茶臼山への中間点で、少し高度を落とした後再びゴーロの沢道を登りきると、樹林の中の茶臼山山頂であった。山頂から先に展望台の案内標識もあったが、曇り空で展望は期待できないので縞枯山への道を下って行く。鞍部に下って登りかえすと縞枯山の展望台であったがここも展望が期待できないのでパスして5分ほどで縞枯山山頂に着いた。少し荒れた山頂で一息入れた後荒れたゴーロの沢道を雨池峠に下って行く。草原状の終点雨池峠はロープウェイ駅・雨池・雨池山への十字路になっている。峠からは10数分で雨池山に登り着いた。一応予定の3山を登ったので引き返そうかと思ったが、その先の三ツ岳も未踏頂であり、それほど時間もかからない場所に見えるので三ッ岳を目指した。鞍部まで下って岩場の道を登りあげると三ッ岳第一峰で、その先に第二峰・第三峰が見えた。岩稜帯の尾根道をペンキマークを追いながら主峰の第三峰に着いた。大岳と北横岳が眼前で眼下に坪庭やロープウェイ駅がよく見えた。
昼食を摂りながら10分ほど滞頂の後北横岳方面に回るか逡巡したが、雨池峠に戻ることにした。雨池峠に戻ってロープウェイ駅への木道を進むと草原に縞枯山荘が立っていた。10数年前真冬に来たことが思い起こされて懐かしかった。ロープウェイ駅から五辻経由で麦草峠への道に入ったが、こちらも観光客の遊歩道として木道が整備されていた。五辻の手前で木道は終わったが、一部ゴーロのところもあったが概ねよく整備された登山道を歩いて出逢い辻に出た。大石峠に回らずにR299に出て舗装道路を歩いて麦草峠に戻った。三ッ岳を回ったので少々予定より時間が掛かったが、八ヶ岳の未踏区間をつなぎ、標高2000m超峰2山を踏んで満足ではあった。


草原に立つ縞枯山荘・木道の快適遊歩道

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