八ヶ岳主峰縦走(冬季)

(硫黄岳〜横岳〜赤岳)・(西岳〜青年小屋)・三ツ頭

八ヶ岳 無雪期の記録はこちら

赤岳

アカダケ

標 高 2899m 日本百名山

山 域

八ヶ岳
横岳

ヨコダケ

標 高 2829m 標高順百座

山 域

八ヶ岳
硫黄岳

イオウダケ

標 高 2742m 標高順百座

山 域

八ヶ岳
登 山 記 録
登山月日 2009年3月20日〜3月22日
登山経路 3月20日
美濃戸口11:00〜赤岳山荘12:00/12:20〜赤岳鉱泉14:50
3月21日
赤岳鉱泉7:20〜赤岩ノ頭9:10〜硫黄岳9:40〜(休憩15分)〜横岳11:30〜三叉峰(休憩15分)〜赤岳天望荘12:30/12:40〜赤岳13:40/13:50〜文三郎道分岐14:15〜行者小屋15:00〜赤岳鉱泉15:35
3月22日
赤岳鉱泉7:25〜赤岳山荘8:45/9:00〜美濃戸口9:45
行動時間 第1日目 3時間40分 第2日目 8時間15分 第3日目 2時間20分 合計 (休憩時間を含む)
天  候 第1日目 曇  第2日目 快晴  第3日目小雪/小雨
メンバー 岳友 Y・Fさんと二人

情  報

アクセス 美濃戸口まではバス路線
トレイル 人気の八ヶ岳主登山道で冬場もトレースはばっちり
水場・トイレ 各小屋にある(硫黄岳山荘・赤岳頂上小屋は休業中)
その他 雪が少なく春山状態であった

山行記


横岳から見る八ヶ岳主峰赤岳・阿弥陀岳

 
赤岳鉱泉〜シラビソ林の急登を登って赤岩ノ頭に着く


赤岩ノ頭〜見る八ヶ岳主峰


5年ぶりの硫黄岳山頂と天狗岳方面


硫黄岳から見る横岳・赤岳        ナイフリッジの雪稜を凌いで横岳山頂へ


横岳山頂


横岳から赤岳鞍部に下る厳しい道も何とか凌いで赤岳天望荘へ


赤岳天望荘から最後の登りを凌ぐと6年ぶり3度目の赤岳山頂だ


赤岳山頂直下の鎖場を慎重に下り中岳方面に下る


文三郎道を行者小屋に下る


行者小屋〜中山乗越を越えて赤岳鉱泉へ

 
3日目は小雪舞う赤岳鉱泉を後にする

山行記録

第1日目
今回の八ヶ岳山行を計画してくれたYさんと茅野駅10時に待ち合わせする。Yさんは東京在住であるが、若いときから山に親しみ、八ヶ岳山中で青春に一時期を過ごしたことのある山男である。今回は計画から食事の準備など全てお任せの山行であり、私は冬山でのキャンプなど初体験である。
美濃戸口に車をつけ、完全冬山支度で林道に入る。この奥赤岳山荘までも車進入可能であるが、駐車場の心配もあり美濃戸口からの歩きである。雪の消えた道路を丁度1時間歩いて、赤岳山荘に到着した。ここはYさんの知り合いの山小屋である。昼食の時間で、温かいソバを食べる。Yさんは1年ぶりの訪問でで話が弾んでいる。20分ほど休憩し、小屋の後ろの橋を渡ってロープで閉鎖した林道に入る。僅か先の美濃戸山荘を過ぎると、行者小屋に向かう南沢登山道を右に分けて北沢林道を行くと凍結した雪道となっていた。しかしアイゼンをつけるほどでもない。
1時間ほど歩き林道終点に着く。ここからが本格的な登山道となり、北沢をつめて行く。暖冬・少雪とはいえ完全な雪道で冬山の情緒が高まってくるのである。食料など重い荷物はYさんが担いでくれているが、私も初めての雪山キャンプで、余計な荷物も多く重いザックではある。途中1回、雪の上にザックを下ろして休憩を取り、赤岳山荘からは2時間半ほどかけて、15時前に赤岳鉱泉に到着した。小屋前がキャンプ指定地になっていて、3連休を八ヶ岳で楽しもうという登山者で賑わっていた。小屋でキャンプの手続きを済ませ、樹林の中にテントを張る。テントはYさんが今回初めて使用するオニューである。私は雪上キャンプは初めてなので、Yさんの指示に従ってお手伝いをするだけである。十字ペグなども初めて見るもので、何もかも新鮮だ。
テントを張り終えると早速宴会である。ビールはロング缶6本を担ぎ上げてきた。ビールの後はワインそして焼酎と進む。料理はこれもYさんが焼肉から始り、色々なものを作ってくれる。いつも簡単なレトルトで済ませる私にはこれも新鮮な驚きである。「初めての永井さんとのキャンプだから大いに楽しみましょう」というYさんには感謝で一杯だ。ビールとワインで酔いが回り、美味しい料理に舌鼓を打つと、私はご飯を食べる気もなくなり、睡魔が押し寄せる。
初卸の冬用シュラフにもぐり込む。それほどの冷え込みではないが、やはり初めての経験で、寒さが背中から伝わり、寝付かれない夜を過ごすのであった。そして夜半には風も出てきてテントを揺するのであった。

第2日目
テントを揺すった強風も7時前には収まり、小屋の奥に見える赤岳も晴天の中にくっきりと姿を映していた。何も心配の無い登山日和である。
7時頃になるとそれぞれのパーティが目的地を目指して出発して行く。私たちも必要最低限の物が入ったザックを担いで、12本爪のアイゼンを装着して、小屋前の硫黄岳登山道に入る。シラビソ林の登山道は静寂そのものである。Yさんは八ヶ岳を知り尽くした山男であるから私は何も心配することは無いのである。足の遅い私にしっかりとペースを合わせて後に着いてくれる。沢山の山を歩いてきたとはいえ、私ももう66歳、ペースは遅いのである。樹林帯の道はジグザグを切ってあるが結構級坂で息が上がる。途中樹林が開けた場所で一本立てる。硫黄岳往復のパーテイが追い越して行く。
樹林帯が切れて展望が開け、急坂の雪道を登りきると赤岩ノ頭だった。快晴の空の下、360度の展望が開けていた。しばし絶景に見とれるのみである。山頂へ続く稜線は風も強いので目だし帽を被り、ゴーグルを着ける。硫黄岳山頂までは30分ほどであった。2005年正月、桜平〜夏沢峠を越えて展望の無い烈風の山頂を踏んだ思い出の地である。今日は風は強いが見事な展望の山頂で感動が涌いてくる。
山頂写真を撮った後、横岳方面に下る。硫黄岳山荘を目の前に見る岩場に腰を下ろして、横岳〜赤岳〜阿弥陀岳の展望を見ながら小休止する。赤岳鉱泉を出た登山者がこちらに廻るものは一割もいないという、上級コースに足を踏み入れたようである。行く先の横岳の峻険が見えて緊張するのである。硫黄岳山荘は風の通り道にあって屋根から下は岩室のようになっていた。屋根は雪に埋もれていたが玄関側は雪も少なく小屋明けは難しくはなさそうである。硫黄岳山荘からは右側に大同心を眺めながら、無名峰(2795m)を巻いて行く。いよいよ横岳最高峰の奥の院の悪場に掛かる。5m程の鎖場は雪稜をトラバースする。左側は絶壁である。ここでYさんはザイルを出して私のハーネスに繋ぐ。先行するYさんの後ろを緊張しながら続く。心臓は緊張感でバクバク音を立てている。更に鎖場・梯子場を越えて奥の院に続く雪稜を登りきる。山頂に立つと一気に緊張が緩むのであった。

硫黄岳から歩いてきた道を振り返りながらホッと一息入れる。Yさんは何事もなかったように微笑んでいる。バリエーションルートを登って横岳に立った若い男女パーテイが、鎖場の支柱にアンカーを取り、私たちが今上がって来た雪稜を下っていった。若い者が羨ましく思う一駒では有った。横岳で小休止の後、赤岳に向かう。小さなアップダウンを繰り返しながら横岳の峰の一つ三叉峰につき、ここで昼食休憩とする。目の前には佐久側からの登山道、杣添尾根の看板が見える。1998年ムスコと初めて八ヶ岳に登ったのはこの道である。感慨にふけりながら昼食をとっていると、奥の院からの後続グループが杣添尾根に道を選んで下っていった。結構な急斜面の雪面であるが、良く見るとトレースが続いていた。
赤岳目指して腰をあげる。いよいよ、いやらしが続く岩稜の縦走路である。私はこの山行で一番の難路と思っていた悪場である。Yさんの後を続いて、鎖場を下り、雪稜のトラバースを繰り返す。そして急斜面の雪面をステップを頼りに慎重に下る。緊張の極みである。途中のすれ違いには岩場に身を潜めて避難する。何とか凌いで横岳を鞍部に下ることが出来て一安心だ。Yさんも「永井さんの足の運びを見て安心した」とにっこり笑っている。
更に岩稜を越えて通年営業の赤岳天望荘に着く。赤岳への最後の登りを見上げながら一息入れる。
赤岳への登りも厳しいものである。しかし冬場でも沢山の登山者が歩く道であって、トレースは乱れてはいるがしっかりとしている。少々腹具合が悪く、足の上がりも鈍くはなったがここも何とか凌いで赤岳山頂には13:40に立つことが出来た。この時間になると2人しかいない静かな山頂であった。
赤岳鉱泉〜硫黄岳〜横岳〜赤岳と朝から辿ってきた道と稜線が良く見える。そしてこれから下る文三郎尾根から行者小屋も眼下に見えて、三度目の山頂であるがいつ来ても素晴らしい八ヶ岳主峰ではある。
しばし休憩と展望を楽しんだ後、赤岳を下る。ここも「岩稜に雪が付いてどうやって下るのだろうか」と心配してきた場所であるがしっかりとステップとトレースがあり、1歩1歩慎重に下ると何とか岩稜帯を下りることが出来た。阿弥陀岳方面への縦走路を快適に下り、文三郎尾根分岐に着く。急傾斜のココにもしっかりとしたトレースがあり踏み間違いの無いようにゆっくりと下る。途中からは赤岳西壁の岩場を登る登山者を見ることが出来る。Yさんは若かりし頃この壁に挑んで事故に遭ったようである。そんなYさんの武勇伝を聞きながら文三郎尾根を下り、赤岳山頂からは1時間10分で行者小屋に下山することが出来た。行者小屋前は八ヶ岳を楽しんだ大勢の登山者で賑わっていた。小屋の屋根も雪下ろしが進み小屋明けも近いのだろうかと思わせられるのであった。
中山乗越を越えて残雪がたっぷりで雪山情緒満点の樹林帯を歩いて、赤岳鉱泉には15:40の帰還となった。

この晩もまた、Yさんの手料理を味わいつつ、山談義に話が弾み赤岳鉱泉のテントは満足の夜ではあった。

第3日目
午後から天気が崩れるという予報であったが、朝方にはテントにサラサラと小雪が舞う。「今日は時間もあるので昨日登り残した八ヶ岳の主峰の一つ阿弥陀岳登山も考えていた」というYさんもこれには諦め顔である。私は連日のマラソン練習と、昨日の登山の疲れも残り、恵の天候不順で早期下山は幸いである。
朝食もとらずテントを撤収、7時半には赤岳鉱泉を後にする。雪の量も多くなって下界の雨が気になるというものだ。北沢沿いの雪の登山道をアイゼンをつけて下る。冬山情緒の名残惜しい雪道である。北沢に掛かる木橋をいくつも渡り、林道に下りつく。凍てついた北沢林道もガリガリとアイゼンが利いて気持ちの良い音を立てる。2時間半もかかった登りの道を1時間半ほどで赤岳山荘に下りつく。雪は雨の代わり、本降りの様相である。赤岳山荘で暖かいうどんを食べて腹ごしらえする。
更に雨の中、急いで10前には美濃戸口に下りついた。茅野市の「河童の湯」で汗を流し、Yさんを茅野駅に送って本格的冬山登山は無事終わったのである。

 


西岳 ニシダケ 標 高 2394m -

山 域

八ヶ岳
登 山 記 録
登山月日 2010年2月27日〜28日
登山経路 第1日目 富士見高原ゴルフ場8:10〜不動清水〜西岳12:50/13:05〜青年小屋15:50
第2日目 青年小屋9:30〜西岳1215〜不動清水〜ゴルフ場14:50
行動時間 第1日目 7時間40分
第2日目 5時間20分 合計13時間00分 (休憩時間を含む)
天  候 第1日目 曇  第2日目 雪/晴 
メンバー かめ・ふーさんと二人

情  報

アクセス 富士見高原ゴルフ場までは無雪状態(隣のスキー場のアクセスと同じ)
トレイル 2000m付近まで雪はなかったが青年小屋までの稜線は1m超の残雪ある
水場・トイレ 不動清水で水取れる トイレも不動清水にある
その他 今年は雪が少ないのか春山の様相であった

山行記


残雪もなく春山のような登山道を行く       2本目の林道を横切ると登山道は凍結している


標高1900mくらいから雪が現れるそして霧の西岳山頂へ


西岳山頂でバンザイ


稜線上は残雪たっぷりでスノーシューに履き替える


ワカンで悪戦苦闘のかめ・ふーさん         誰もいない青年小屋にテント張る


テントの中で酒盛り


朝起きると新雪20センチの雪の中


西岳に戻る稜線で編笠山が姿を見せた


雪まみれになって


西岳に戻ると青空も見えてきた

前夜の待ち合わせ場所、小淵沢駅に車をつける頃は大雨で、とても登山など出来ないのではと思わせられるほどであったが、登山口の富士見ゴルフ場で仮眠を取り、夜明けになると雨は上がっていた。
素早く支度をして登山口に入る。雪も無く春山の登山道であった。30分もしないうちに汗をかいて一枚脱ぐ。不動清水で一息入れた後も、30分に一本ずつ休憩し高度を上げてゆく。2本目の林道を横切る頃から登山道は凍結していてアイゼンを装着した。標高1900mを過ぎる辺りでようやく残雪が現れる。冬山というよりは完全な春山であるが、どっこいそうは行かないことを翌日思い知らされるのである。
重い荷物を背負ってはゆっくり登るのが常道だ。4時間半以上かけて西岳山頂に到着した。周囲はガスで展望は開けない。目的地の青年小屋に早く入ってという思いで青年小屋への縦走路に入る。縦走路は思いのほかの積雪で、スノーシューのトレースはあるもののアイゼン装着の坪足ではズボズボとヒザまで潜りこむ。私はスノーシューをふーさんはワカンに履きかえる。それでも重いザックのせいか中々進行がはかどらない。ガスで遠望が利かない中、迷い道もあり、しっかり確認しながら樹林帯を行く。夏道であれば1時間のコースを2時間半以上もかかってしまったが、16時前に青年小屋に到着した。

小屋前の広場にテントを張る。テントの中では別天地である。かめ・ふーさんと二人大いに飲み語るのであった。

翌朝は新雪20センチの青年小屋であった。天気がよければ権現岳をと思っていたが、これでは下山するしかない。テントを撤収し、モミの木がびっしりと雪を付けた中、西岳縦走路を戻る。昨日のトレースが薄く残るので迷う事はないが、そんなにはかどるものではなく、時間は昨日と変わることは無かった。雪まみれになりながら、結局西岳まで2時間半以上かかって到着した。この頃になるとようやく上空の雲も切れて天気が回復してきたが展望が開けるまでは行かなかった。山頂で簡単な行動食で休憩する。
昨日アイゼン着けて登った登山道を今日はスノーシュウ履いて新雪を踏んで最上部の林道まで下る。スノーシューを脱いだ後は登山道で2〜3回滑り転んで何とか富士見ゴルフ場に下りついた。

 


三ツ頭 ミツガシラ 標 高 2580m 標高2000m超峰 山 域 八ヶ岳
登 山 記 録
登山月日 2017年3月19日
登山経路 天女山入り口6:05〜天女山6:25/6:40〜天ノ河原〜前三ツ頭9:40/9:50〜三ツ頭10:50/11:05〜前三ツ頭11:25/11:30〜天ノ河原(約20分休憩)〜天女山13:25〜天女山入り口13:40
行動時間 登り 4時間45分 下り 2時間35分 合計 7時間35分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 甲府の山友Aさん・Iさん・Mさん
情   報
アクセス 天女山入り口までは八ヶ岳高原線 この時期天女山駐車場への道は冬期規制中
トレイル 天の河原までよく整備された夏道 その先も夏道に残雪を踏む前三ツ頭・三ツ頭直下は急登
水場・トイレ この時期水場はない toiletも天女山にあるが冬季閉鎖中
その他 雪道も緩んでいてアイゼンを付けるほどでもなかった 山頂からは絶景が広がっている
山行記


天女山からは三ツ頭が見える


天ノ河原から先は緩い樹林帯を行く


前三ツ頭

お彼岸の時期早朝6時の天女山進入道路入り口集合は少々厳しいものがあった。自宅を3時半に出て何とか6時に間に合った。そんなに時間のかかる山ではないと思っていたのであるが、地元の精鋭は既に登山支度を整えて待っていてくれた。
天女山への進入道路はまだ冬季閉鎖中で20分ほどよく整備された諭歩道を進み天女山に着いた。樹林の先にこれから登る三ツ頭へがよく見えて、登る尾根も特定できる。天女山の先に舗装道路の終点となる駐車場所があった。15台ほどの駐車場もシーズンに入ればすぐに万社になりそうである。駐車場から一登でベンチなどが設けられた天ノ河原で、「前三ツ頭まで2時間半」の看板が付いていた。天ノ河原から先は残雪歩きとなったが緩い樹林帯が続きアイゼンを付けるほどでもなかった。緩い傾斜の道は40分以上も続きようやく傾斜が増した尾根に取り付き、12本爪のアイゼンを付ける。私の単独行であれば軽アイゼンでの歩行であるが同行者に従う。樹林帯の尾根道は一気に傾斜が増して私は自分のペースで登ることを告げて同行者に先を譲る。年齢的な衰えと先秋からほとんど山歩きをしていないためで息が上がり足は上がらない。歩数数えながらの修羅場になるが1回の歩数は50歩がやっとやっとである。同行者に放されながらも息をつなぎながら最初の高みに着き一息入れる。少し緩んだかと思う登山道は再び急傾斜となり、前三ツ頭に続いていた。同行者より5分ほど遅れて登り着いた前三ツ頭からは三ツ頭への最後の登りがよく見えていた。

軽く行動食を摂った後、三ツ頭への最後の登りにかかる。樹林の中それほど急傾斜とも思えぬ快適残雪トレイルであるが、さらに足の運びは鈍くなり時々足が攣り始める。脱水症状が出始めたようであるが何とか踏ん張って同行者の待つ三ツ頭山頂に登り着いた。眼前には少々ガスリ気味ながらも赤岳・阿弥陀岳・横岳・権現岳など八ヶ岳の主峰軍が聳えていて圧巻である。同行の雨宮さん・望月さんからアミノ酸をいただき足の攣りをとることができて有難かった。権現岳の岩峰に向かう登山者の姿も良く見えるが今の私にはここまでが限度の体力である。軽く昼食を摂った後続々と詰めかける後続に山頂を譲って三ツ頭を後にした。

前三ツ頭と天の河原で休憩し天女山から駐車場所に下った。


三ツ頭山頂

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