小川路峠付近の山
金森山 カナモリヤマ 標 高 1703m 南信の里山 山 域 伊那山地
小川路峠 オガワジトウゲ 標 高 1670m 山 域 伊那山地
登 山 記 録
登山月日 2021年3月31日
登山経路 R256越久保ゲー5:40ト〜13番観音6:50〜堂屋敷〜火いる場〜姫隠し岩〜小川路峠9:15/9:35〜金森山10:40/10:55〜小川路峠12:00/12:10〜火いる場13:20〜越久保ゲート14:50
行動時間 登り 5時間  下り 3時間55分 合計 9時間10分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 越久保の先R256は車道ゲートまで冬季閉鎖中も車両進入可能であった
トレイル 13番観音付近までは砂利道の車道歩く 小川路峠まで崩壊地の縁など危険地帯もある
金森山までは灌木帯の中薄い踏み跡追うが迷うことは無い
水場・トイレ 水場は8番観音の先で沢水取れるがその先は取水難しい toiletは途中簡易トイレ1ヶ所あった
その他 小川路峠は公職の職員が「遠山郷へ行くのなら職を辞したい」と云った辞職峠と呼ばれた
山行記


堂屋敷の集落跡・ 番観音石像


「火いる場」・小川路峠間近


小川路峠と33番観音石像


樹間の金森山・金森山山頂


小川路峠に通じるR256は飯田市上久堅の配水施設から先は冬期通行止めであるという情報であったので前日下見に走った。配水施設のすぐ先にカラーコーンで進入規制され、「冬期通行止」の看板もあったが入場でき、観世音堂からその先の車道ゲートまでの約2.5キロほどが走れることを確認した。ゲート脇には小川路峠までの行程案内などの看板もあり「この先車進入不可」の看板もあった。
翌朝5時半には車道ゲート前に車をつけ、素早く支度してゲートを開けて車道に入った。最初のポイントが6番観音石像で秋葉街道古道と合わさっていた。(この先33場bb観音の小川路峠まで石像が有ってよい目安であるが、小川路峠が33番と云うことを知らなかった)更に8番観音で右に分岐する支線が有り間違って入ってしまい15分ほどのロスタイムであった。車が走れるのもここら辺りまででこの先に車道が続いていたが落石などで通行不能であった。8番観音の先で大きく曲がってこの秋葉街道唯一の水場が有り、12番観音で車道終点になっていた。13番観音から先は谷側の崩壊が激しく崩壊地の縁に人がやっと歩けるような危険地帯もあり、尾根上に迂回路が設けられているところもあった。「往時はここを人馬がどうして通ったのか」と首を傾げるところでもある。
その先には「堂屋敷」・「火いる場」などの人家跡の場所を行くが、人が住んでいたとは思われない程の狭い場所である。「火いる場」を過ぎると傾斜をまして落葉に隠されがちの道を行く。「姫のかくれ岩」の岩場を過ぎると小川路峠も間近になり緩く快適な道を歩いて小川路峠に着いた。
峠にあった「茶屋・花菱屋」跡の広場と33番観音石像が迎えてくれた。峠と云うから鞍部にあるのかと思うのだが、小川路峠は山頂に近い場所にあって驚きである。標高は1670m伊那山地を超える場所である。ここまで1時間に一度の休憩を挟みながら3時間半の行程であった。峠で往時を偲びながら軽食摂り一息入れた。
小川路峠の南側の高見には反射板が有ったという名残のコンクリートの基礎が有って、この大自然の中少々つや消しである。金森山へはこの基礎から少しわかりづらい所もあったが尾根に乗り一旦50mほど高度を下げる。しばらく高低差の小さいシラビソや雑木林の尾根を行き最後は再び高度を下げて、金森山には100mほどの樹林の中の急登を登り上げて山頂に着いた。標高1700mを超える樹林の中の金森山山頂で展望が得られないのが残念であった。昼食を摂りながら休憩し、山頂をカメラに収めて往路を戻ったが休憩を含めても2時間半ほどの往復時間であって、正午には小川路峠に戻った。帰りの時間も読めるので余裕の小川路峠でもあった。
帰路も火いる場・堂屋敷・水場と適当に休憩を挟みながら小川路峠からは2時間40分で越久保の車道ゲートに戻った。


曽山 ソヤマ 標 高 南信の里山 山 域 伊那山地
登 山 記 録
登山月日 2022年5月18日
登山経路 赤石峠5:45〜稜線6:35/6:50〜曽山7:35/7:45〜稜線8:30〜赤石峠9:10
行動時間 登り 1時間50分 下り 1時間25分 合計 3時間25分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 県道251号線(旧赤石林道)赤石隧道まで舗装道路で遠山谷の上村まで通行可能
トレイル 稜線までは涸れ沢を詰める 稜線上には薄いながらも踏み跡ある
水場・トイレ 涸れ沢には一部流水も見られる toiletは矢筈トンネル入口付近に有る
その他 涸れ沢入口に「曽山登山口」の標識があった 赤石隧道上村側は展望が開けている
山行記


曽山山頂

 
岩ゴーロの沢を詰める

 
赤石隧道喬木村側の登山口




曽山には昨年2回ほど登りに来たが、2回ともに登山口の赤石隧道への道が通行止めであった。今回は間違いなく冬期閉鎖解除され通行できることを確認して矢筈トンエル分岐まで来た。(前日氏乗山を下りた後も下見した)
矢筈トンエルが開通する前は伊那谷と遠山谷の通行路として重要な国道152号として利用されたと思われる県道251号線であるが、今は通る車も少なく、冬期閉鎖解除されて間もない今は、路面に小さな落石も見られたが、快適に赤石隧道まで走ることが出来た。隧道入口には広い駐車スペースもあったので車を止めて隧道手前の小沢に架かる橋の袂から入山である。
小沢の入口には思いがけず「曽山登山口」の小さな標識が樹木に括り付けられてあって、テンションが上がるのであった。すぐに大きな鋼製の砂防堰堤が有ったが、左岸側に巻き道が有り、上流に出ると一部流水も見られたが岩ゴーロの涸れ沢であった。足場を選びながら涸れ沢を遡上する。徐々に傾斜が増してきて沢の源頭部に来ると二股に分かれていたが、樹木が生える右俣に進むとざれた場所にそれとなく踏み跡があって稜線に続いていた。落葉に隠され滑落の危険も感じる所であったが慎重に歩いて稜線に登りついた。
稜線上には狭いながらもしっかりした踏み跡があって安心して歩くことが出来る。稜線の途中で一息入れて朝食をとった。再び稜線に急坂が現れたがそれほど長い距離ではなく、登り切ると広く緩やかな尾根に出ることが出来た。明るいブナ林の尾根で気分も良く歩いて曽山山頂に登りついた。昨日登った氏乗山と同様の山名プレートが樹木に括り付けられていた。氏乗山や小川路峠方面への主稜線上には縦走路も見られると、「昨日ここに登って氏乗山まで往復したらよかったかな」と思うのであった。山頂でしばし休憩の後は往路を下った。




赤石隧道に戻って隧道を上村側に廻ると池口岳や光岳などの展望が開けていた。



山行の記録に戻る