神室山地の山(神室山・焼石岳・栗駒山)

日本二百名山     標 高  

山 域

 
登 山 記 録
登山月日  
登山経路  
行動時間 登り 下り 合計(休憩時間含む)
天  候  
メンバー  

情  報

アクセス  
トレイル  
水場・トイレ  
その他  
 

神室山[カムロサン](1365m)


前神室山

登山月日  2002年10月14日
登山経路  神室ダム登山口6:00〜二俣7:30〜稜線分岐9:15〜神室山9:45/10:30〜稜線分岐11:00〜神室ダム駐車場13:40
天  候   曇/晴
メンバー   単独

山形県西北端の金山町を神室ダムに向かう。ダムをすぎて10分も進むと原石山跡地に10台くらい駐車可能の駐車場があり、ここが登山道入り口になっている。
今日も日帰りの軽装で6時過ぎに出発。金山川沿いの廃道となったと思われる林道を30分ほど進むといよいよ細い山道となる。更に金山川を高巻くように1時間ほど歩くと支沢の徒渉地点が二俣で、ここからが神室山からのびる尾根道の本格的登山道となる。

今日はなんだか気合いの乗りがもう一つで、ここまですでに2組に追い抜かれてしまったが、1時間半のウォーミングアップで少し気合いが乗ってきた。樹林の中は急登が続くがジグザグが切ってあってそれほど苦にはならない。山上はガスがかかっていて展望が利かない。頂上に着く頃には晴れてくれるだろうかと気になる。30分のインターバルで休憩を入れるのがよいとされるが私は1時間はもがくことにしている。1時間もがいて疲れが出ても適当な休み場もないので、更にもがき続けている間に春日神社と彫られた大岩に到着しここで休憩とする。前神室山の分岐となる稜線までは灌木帯となりわずかで到着した。汗びっしょりで下着を着替えている間にガスが時々切れて山頂が望まれると「今日も苦労が報われたかなー」と思う。案内書には神室山山頂まで30分の稜線漫歩と有るが、そこまでは晴れてはくれない。

強風の山頂に着く頃には、山形県側はきれいに晴れてきたが秋田県側はガスの中であった。ここも見事な紅葉を見ることが出来て、特に前神室山がすばらしい。3連休の最後の日とあって後続が詰めかけてきて、おわれるように頂上を後にした。前神室山に向かおうかと思ったがあきらめて往路を下った。

神室ダムから最短距離の登山道と思ったが、秋田県側の役内口コースの方がアプローチも短く前神室山経由の周遊も楽しめて良いと思う

日本二百名山     標 高  

山 域

 
登 山 記 録
登山月日  
登山経路  
行動時間 登り 下り 合計(休憩時間含む)
天  候  
メンバー  

情  報

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トレイル  
水場・トイレ  
その他  
 

焼石岳(1548m)

登山月日  2002年10月15日
登山経路  東成瀬村三合目登山口5:55〜与冶兵衛6:55〜焼石沼8:00〜焼石神社〜焼石岳8:50/9:10〜焼石沼10:00〜与冶兵衛10:50〜三合目登山口11:45
天  候   晴
メンバー   単独

秋田県から岩手県水沢市に通ずるR397を秋田県東成瀬村三合目の登山口で休憩する。

夜が明けるのを待って6時前に三合目を出発。釈迦ざんげ等と名付けられた尾根道をアップダウンを繰り返しながら進む。途中胆沢川を徒渉して六合目の与治兵衛につく。ここまでちょうど1時間。左側に見える山が焼石岳かと思うがどうも違うらしい(三界山)

更に紅葉も過ぎて落ち葉を敷いたトレイルを進むと焼け石沼に到着した。ここが火山であったことがよく分かるというもので、周りには外輪山がぐるりと囲んでいる。草紅葉の焼石沼には目もくれず、焼石神社に急ぐ。焼石神社とは名ばかりで何もたってはいない焼石岳からのびる尾根道に到着した。ここからは巨石溶岩の中を10分ほど歩き焼石岳直下の急坂をよじって9時前に一等三角点の山頂にたった。焼石岳山頂だけが曇っていて誰もいない。いるわけはない。九州の久住高原によく似た佇まいを見せている。さっき上ってきた焼石沼が神秘的だ。

期待した岩手山や早池峰山は見えないし、栗駒山方面も黒い雲が覆っていて展望は今ひとつである。30分ほど帯頂していると岩手県側から若者が一人上ってきた。頂上を譲って焼石沼に下り、ながい尾根道を黙々と駐車場に下った。

日本二百名山     標 高  

山 域

 
登 山 記 録
登山月日  
登山経路  
行動時間 登り 下り 合計(休憩時間含む)
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栗駒山(1627m)

登山月日  2002年10月15日
登山経路  須川温泉登山口13:20〜昭和湖14:00〜栗駒山14:55/15:00〜笊森分岐〜登山口16:30
天  候   晴
メンバー   単独

焼石岳から東成瀬村を栗駒山に向かう。車で1時間くらいで栗駒山登山口の須川温泉に到着した。ここは岩手・秋田の県境である。山麓は紅葉真っ盛りで、平日にも関わらず沢山の行楽客でにぎわっている。本当にここの紅葉は素晴らしいもので、私も車を止めてカメラに納める。須川温泉のビジターセンターで軽い昼食をとり、栗駒山には13時過ぎに出発だ。1時間50分コースとはいえ、この時間からの登山はやはり気がとがめるものである。見上げれば既に紅葉の終わった栗駒山が大きく聳えていて「本当にあの山頂まで2時間足らずで登れるのだろうか」と不安になる。案の定登山道にはいると山頂を極めた登山者が続々と下山してくると思わず足も速まるのである。
火山性ガスの発生する昭和湖までは50分でコースタイム通り歩いて、先も読めると後は一安心。小石の歩きにくい登山道を尾根まで上れば天狗の庭となり、頂上まで800Mの標識を稜線漫歩。岩手・秋田・宮城・山形の4県の境界になるという栗駒山山頂に到着した。昨日上った神室山や午前中上った焼石岳も同定出来る。
宮城県側から上ってきた高年齢グループに山頂標識を占拠されて写真もままならない。5分ほど帯頂の後、周遊コースを回って須川温泉に下った。
乳白色の須川温泉露天風呂で汗を流し、夕闇の栗駒山を後にしてR4に下った。長い山道はすれ違う車も少なく、東北の山中が深いことを実感させられた。

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