船形連峰の山
(船形山・泉ヶ岳・黒伏山・薬莱山・笹倉山・太白山)

日本二百名山 船形山 フナガタヤマ 標 高 1500m

山 域

船形連峰
登 山 記 録
登山月日 2002年10月16日
登山経路 大滝野営場6:40〜小野田分岐7:25〜船形山8:00/8:15〜大滝野営場9:20
行動時間 登り1時間20分 下り1時間05分 合計2時間40分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス  
トレイル ブナ林の中
水場・トイレ 大滝野営場にある
その他  
山行記

栗駒山を下りて長い山道を花山村から一迫町に下りR4に出て大和町まできた。夕食をとりながら、舟形山への道を尋ねると、ここが目指す船形山への曲がり道、大和町吉岡の交差点であった。
案内看板に従い夜の山道を行き着くところまで進めば旗坂野営場で、船形山登山案内看板が見ることが出来る。目指す色麻町の大滝野営場登山口は少し戻ってダートの林道を進む。寒冷前線の通過で雷鳴が轟く中、安全な待避場所に駐車して夜を過ごす。

深夜には雨も上がり明日の好天が期待されるが、朝起きてみると、あにはからんや小雨がちらついている。大滝野営場までくると雨脚早くなり、またしても雨中登山かとがっくり来る。雨具にゴム長靴という雨中登山の定番となったスタイルで支度をしていると、6時前だと言うのに、山の水をポリタンクに汲みにという村人がきてびっくりする。森から湧きだした水でご飯を炊くととてもおいしいのだという。しばし談笑している間に雨も小降りとなり、傘さして見事に黄葉した幻想的なブナ林の中を進む。苦になるほどの急坂もなく稜線に飛び出すと、山麓の黄葉が鮮やかに目に飛び込んできた。雨の上がった仙台の平野部も望まれるが、どこだか特定できない。少し傾斜の増した稜線上を20分ほど歩いて山頂に到着したが山上はガスの中で展望は何もなし。おまけに強風吹きすさび、体が吹き飛ばされそうだ。避難小屋に駆け込めばきれいなフローリング張りの部屋で、「ここなら泊まってみたいなー」と思うのであった。東北の山はどこの避難小屋もこぎれいで有る、そして安いのである。東北人の親切心が伝わってきてうれしいのである。

この天気では展望をあきらめて下山をするしかなかった。
登山口に戻っても山頂のガスは切れることもなくあきらめがついたという気分だ。

 


日本三百名山 泉ヶ岳 イズミガタケ 標 高 1172m

山 域

船形連峰
登 山 記 録
登山月日 2002年10月16日
登山経路 表登山口11:40〜ドウダン平〜泉ヶ岳12:50/13:05〜表登山口14:00
行動時間 登り1時間10分 下り55分 合計2時間20分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス  
トレイル ドウダン平までは急坂が続く
水場・トイレ なし
その他 仙台市民の山
山行記

山続きの船形山を下りて、泉ヶ岳の登山口に向かうが、朴沢のR457を間違えて結局R4まで戻ってしまい、仙台市の泉ヶ岳登山口に着いたのは船形山を下りてから2時間後であった。

4日間で6座目、ここはリフトを乗り継ぎ手抜き登山を決め込もうと思ったのであるが、リフト乗り場がわからない。車をつけた表登山口の案内看板を見れば、1時間少しで山頂まで登れそうである。
雨も降ることもないだろうと雨具も車に残して軽荷で登り始めるが10分もしない内に急坂となり、胎内くぐりなどの岩場も現れて慎重に登る。
尾根道のドウダン平につくと汗びっしょりとなる。もうすぐ頂上かと思う尾根道が結構長く感じて焦りが出てくる。それというのも山頂に近づくに従い天気がおかしくなり小雨がちらついてくるのだ。一度も休憩をとらず1時間10分掛けて13時ちょっと前、怪しい雲行きの山頂に到着した。山頂は麓から眺めるのとは大違いで、細長い頂上であった。午前中登った船形山は雲の中で姿は見えない。頂上写真を撮ってせかされるように往路を下った。
東北紅葉巡りも何か一つ物足りない思いを持って仙台市民の山を後にした。

 


黒伏山 クロブシヤマ 標 高 1227m 日本の山1000

山 域

船形連峰
登 山 記 録
登山月日 2011年9月29日
登山経路 東根市黒伏高原スノーパーク11:00〜林道分岐12:15〜黒伏山13:35/13:45〜分岐〜登山口15:45
行動時間 登り 2時間35分 下り 2時間 合計 4時間45分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 黒伏高原スノーパークまで舗装道路
トレイル 大岩壁を回りこむような登山道は変化に富み、分岐からは一気の急坂を登って稜線漫歩
水場・トイレ 登山口付近にもないので入山前に
その他 南側に大岩壁を持つ岩峰

山行記


山麓から見る黒伏山


絶壁と山頂

午前中、面白山に登って東根市から船形山方面の道を走って黒伏高原スノーパークに来た。
眼前には堂々とした岩山が幾つか見えるが、どの山が目指す黒伏山か特定できない。登山口は国道脇で直ぐ分かったので、駐車場でうどんを作って腹ごしらえした。案内看板に導かれて登山道を行くと沢に仮設の橋がかけられていて、その先に少し進むと黒伏山への本格的登山道になっていた。少し高度を上げると目の前にあった岩山の前の山麓の樹林帯を巻くようになる。駐車場からは黒伏山が特定できなかったので、いつまでも続く巻道にうんざりする。「もしかしたら違う道を歩いているのではないか」という不安も募るほど高度を上げない登山道を1時間ほど歩いて林道への分岐の看板が現れる。なんと・・林道からは0.1キロで岩山の裏側に短縮登山口があることが分かったが後の祭りである。ここまではこの山のプロローグであって此処から先には転げ落ちそうな急坂が続いていた。ロープに掴まりながら必死で足を挙げ200mくらいの急坂を凌いで稜線に登りつく。駐車場で見上げた岩山の真後ろから登りついた稜線だ。此処に来てようやく黒伏山が特定できたのである。更に目も眩むような絶壁の稜線を30分ほど歩いて登りついた頂上には黒伏山の山頂標識が立っていた。

船形連峰の山形県側の前衛の黒伏山で、山頂からは船形連峰の特徴有る峰峰を見渡すことが出来た。


薬莱山 ヤクライザン 標 高 553m 日本の山1000

山 域

船形連峰
登 山 記 録
登山月日 2011年9月30日
登山経路 薬莱山神社鳥居前15:00〜薬莱山15:55/16:00〜登山口16:35
行動時間 登り 55分 下り 35分 合計 1時間35分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 薬莱山山麓まで観光道路
トレイル 700段を超える木製階段が続く急坂
水場・トイレ 山麓の各施設で
その他 山麓は温泉・スキー場などのリゾート

山行記


山麓から見る薬莱山と山頂標石

葉山、甑山の2山を登った後、尾花沢方面から宮城県加美町に車を走らせた。県境の峠を越えると加美町で、人家が現れる頃になると右側に特徴ある山容が見えてきた。目指す薬莱山を確信し、通りがかりの老婆に道を尋ねると親切に教えてくれた。
薬莱山の麓は温泉施設やファミリーゲレンデのスキー場のあるリゾート地である。観光案内版で薬莱山の登山口を確認し、鳥居のある登山口から軽装で入る。500mほど舗装道路を歩いて登山道に入ると一気の急坂が待っていた。急坂には700段を超える木製階段が設けられていて、50段おきに表示がされていた。地元の型の健康登山にはうってつけの薬莱山であることが良くわかるのである。ゆっくり登って小一時間で立派な山頂標石の立つ山頂に立った。


笹倉山
(七ツ森山)
ササクラヤマ 標 高 507m 日本の山1000

山 域

船形連峰
登 山 記 録
登山月日 2011年10月1日
登山経路 七ツ森湖畔御門杉登山口6:10〜笹倉山6:55/7:05〜登山口7:40
行動時間 登り 45分 下り 35分 合計 1時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口まで舗装道路
トレイル 遊歩道として良く整備されている
水場・トイレ 登山口にはないので七ツ森湖畔の休憩所で
その他 七ツ森湖畔を囲む七つの山

山行記


笹倉山山頂

前夜七ツ森湖畔の駐車場に車を付けて車内で休む。夜明けと同時に車を御門杉登山口に移動させる。登山口には案内看板があり覗いてみると此処よりもさらに短縮コースがあるようだ。此処から登っても1時間もあれば登れる山なのに更に短縮コースを探そうと山麓を一回りするが他の登山口を探し当てる事は無かった。御門杉登山口に戻り鬱蒼とした杉林の中を進み、更に雑木林の中を歩いて45分ほどで笹倉山山頂に登りついた。山頂には神社があり、三角点も草むらの中に見ることが出来た。山頂〜わずかのところに展望台があり、此処で朝食をとりながら暫し休憩して登山口に下った。

七ツ森湖畔には釣り客がたくさん訪れていた。


七ツ森湖畔


太白山 タイハクサン 標 高 321m 日本の山1000

山 域

仙台市郊外
登 山 記 録
登山月日 2011年10月1日
登山経路 生出森神社鳥居15:50〜太白山16:15/16:20〜鳥居16:40
行動時間 登り 25分 下り 20分 合計 50分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 狭いながらも登山口まで舗装道路が続く
トレイル 参道を歩いて最後は岩場の急坂になる
水場・トイレ 簡易トイレは登山口にある
その他 地震の為落石の危険があり登山規制されていた

山行記

生出森八幡神社の駐車場に車を付けて、鳥居を潜って登山道に入る。5分も進むと神社境内になり、トラロープが張り巡らされていて、「登山道落石の為登山禁止」の札が下げられていた。大地震の影響だろうと思うが、見上げれば山頂まではわずか先である。
ロープを潜り登山道を行くと岩場が被さるような急坂になっていた。大きな余震があれば確かに岩が降って来そうな危険な場所である。慎重に岩場を登りわずかな時間で太白山の山頂に立った。山頂からは仙台市内が良く見渡せた。

 

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