東根山・黒森山・牛形山・経塚山
東根山 アズマネサン 標 高 928m 日本の山1000 山 域 奥羽山脈中部
登 山 記 録
登山月日 2014年9月10日
登山経路 紫波町ラ・フランセ温泉登山口7:35〜東根山9:20/9:40〜登山口10:55
行動時間 登り 1時間45分 下り 1時間15分 合計 3時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 紫波町のラ・フランセ温泉は休養施設 登山口まで舗装道路
トレイル 林道を1.5キロほど歩き、その後は広く快適トレイルが山頂まで続く
水場・トイレ 登山口附近にトイレ・自動販売機などあるが山中にはない
その他 残念霧の山頂で展望無
山行記


登山口と霧の東根山山頂
早朝紫波町に走り、ラ・フランセ温泉に来た。ラ・フランセ温泉おはずれにある、東根山の登山口には大きな看板があり、山頂まで5キロの表示があった。朝食をザックに入れて登山道に入った。

登山道は1キロほど林道を歩き、本格的な登山道になっても緩く広い登山道が続いていた。久しぶりの快適トレイルで靴もズボンも濡れないのが嬉しい。

中間点の2.5キロ標識付近に来ると、後続の青年が長靴履いて凄い勢いで追い越して行った。私の3倍速と云う速さである。

「山頂まで0.8キロ」の道標が立つ付近に来ると追い越して行った青年が、「山頂は霧で何も見えない」と風のように下って行った。

少々傾斜の増した登山道を歩いて、登山口から1時間45分ほどで霧の山頂に立ったが、展望はもちろん得られなく、霧の中でリンゴの皮をむいて朝食を摂った後、私も往路を風のように下った。


黒森山 クロモリヤマ 標 高 837m 日本の山1000 山 域 北上山地
登 山 記 録
登山月日 2014年9月10日
登山経路 紫波町大ヶ生黒森林道途中12:30〜黒森山13:30/13:45〜駐車場所14:25
行動時間 登り 1時間 下り 40分 合計 1時間55分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 大ヶ生部落の登山口から未舗装の林道を3キロくらい入って駐車した
トレイル 林道を少し歩いて雑木林の中の細い登山道が続く
水場・トイレ 水場・トイレともに山中にはない
その他 大ヶ生部落の有志が登山道整備をしているのかな
山行記


一等三角点の黒森山山頂
東根山を下りた後、同じ紫波町にある黒森山の登山口大ヶ生(オオガブ)に走った。
大ヶ生に来ると黒森山への案内看板があって、山中に導いていた。「黒森山」の看板が立つ登山口付近の民家の老婆に駐車場所を訪ねると、「ここ(集落)からの歩くより林道を走ったほうが良い」と教えてくれた。老婆の教えてくれた林道に入ると少し荒れてはいたが、黒森山への登山道のショートカットが続く林道で2キロほどは入れることができた。

林道分岐付近にも「黒森山」の道標が立っていたので、空き地に車を停めて道標に従い登山道を歩いた。しばらく草叢の林道跡を歩き、案内に従って雑木林に入ると山頂までは1時間で登り着いた。

里山風情の黒森山ではあるが、一等三角点の山頂で、少々得した気分になる。
ここは北上山地の山で早池峰などがすぐそこに見える山で有るが、樹林に阻まれて北上山地方面の展望は得られなかった。「北上山地の登山はは来年かな」と思いながら、遠くに黒い雨雲を見ると、急いで山頂を後にした。駐車場所に戻ると同時に雨が降りだし、林道を下って大ヶ生集落から一般道を走ってR4に入り、花巻付近まで来ると凄い雨になり危険を感じるほどであった。

牛形山 ウシガタヤマ 標 高 1340m 日本の山1000 山 域 焼石連峰
登 山 記 録
登山月日 2014年9月11日
登山経路 夏油温泉6:10〜経塚山分岐6:30〜五合目7:20〜牛形山8:35/8:50〜五合目〜登山口10:50
行動時間 登り 2時間25分 下り 2時間 合計 4時間40分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 夏油温泉まで観光道路
トレイル 五合目までは快適トレイルもその先はトラバースなどがあり少し荒れている
水場・トイレ 水場は七合目で沢水取れる トイレは登山口にある
その他 結構登り甲斐のある山
山行記


牛形山山頂と山頂から見る経塚山

牛形山登山口の標識には、「経塚山へは登山道途中の橋が落橋したので経塚山登山道は進入禁止」の看板があり、今日は牛形山・経塚山の2山を目指していたので思案した。
片道7キロの経塚山を先に登って、分岐から4キロの牛形山を往復するには無理がありそうでだが、進入禁止を無視して予定通り経塚山を登ることにした。
登山道に入り、15分ほど先の「経塚山・牛形山分岐」に来て、再び思案する。経塚山方面はロープが張られて進入規制されていて、先に牛形山を踏んでこようと云う気持ちに変った。
登山道は五合目付近までは緩く快適であったが、その先は少し荒れていた。六合目を過ぎて牛形山の山体に取りつくと、正面をトラバースして行き、七合目の水場を過ぎて、八合目でようやく牛形山への登りになった。昨日片道5キロの東根山を2時間かからずに歩いたことが頭にあったので、それと同じくらいではという思いであったが、八合目から九合目の稜線に登り、灌木の稜線を歩いて牛形山山頂に立ったのは、登山口から2時間半もかかってしまった。山頂からは経塚山や焼石岳などが見えたが、霞か霧に隠れがちであった。おまけに朝食のパンやリンゴなどをザックに入れ忘れてしまい、悲惨な思いの牛形山山頂であった。
空きっ腹で往路を戻るころには、すっかり戦意喪失し、経塚山は明日にしようと決めた。

牛形山を降りた後は夏油温泉の登山口で、汚れ物を洗ったりしながら半日をゆっくりと過ごした。



牛形山・経塚山の登山口の夏油温泉


経塚山 キョウヅカヤマ 標 高 1373m 日本の山1000 山 域 焼石連峰
登 山 記 録
登山月日 2014年9月12日
登山経路 夏油温泉5:10〜夏油川徒渉6:25〜お坪の庭〜経塚山9:00/9:15〜徒渉点11:25〜登山口12:15
行動時間 登り 3時間50分 下り 3時間 合計 7時間5分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 夏油温泉まで観光道路
トレイル 牛形山分岐から徒渉点までは林道跡 その先は良く整備されているが七合目付近から泥濘もある 山頂付近は笹・草が被さる煩い登山道
水場・トイレ 水は夏油川で取れるが飲用は? 水道・トイレは登山口で
その他 夏油川の鉄橋が落ちていて、登山口と牛形山分岐に「通行禁止」の看板立つが、登山者は入っている
山行記


経塚山山頂から焼石岳方面・落橋した夏油川のトラス橋

牛形山から夏油温泉に戻り、夏油温泉湯元館の係に経塚山の情報を尋ねると、「夏油川に掛かる橋が落ちて、通行止めが続いているが、焼石岳からの下山者や、ここから日帰りの登山者も結構いる。大丈夫とは私の口からは言えないが・・・」という事で、「もう一度出直してここに来るよりは、行程を一日遅らせても明日経塚山に登ろう」と決断し、夏油温泉の駐車場で半日休んだ。

翌朝夏油温泉登山口を夜明けを待って5時過ぎには出発した。
片道7キロ、登り4時間・下り3時間のロングコースである。牛形山分岐までは昨日歩いた道で、分岐からは廃道状態の林道が2キロほど続いていた。二合目になる夏油川の落橋地点には1時間20分ほどで着いた。ここは川原に下ると飛び石伝いに徒渉出来て靴を濡らすこともなかった。落ちた橋を架ける前は徒渉していたそうだ。夏油川の対岸に渡ると、ロープが下がる岩場であったが、何の問題もない。そしてその先にはジグザグ切った快適トレイルが続いていた。七合目標識の立つ「お坪の庭」辺りから灌木帯になり、4〜5回のアップダウンをしながら高度を上げて行くが、この辺りは泥濘もある悪路であった。灌木帯を抜け、八合目標識からは笹原と草地に変わり、山頂を目指す。山頂までの残りの距離表示もいい加減なもので、一喜一憂しながら、被さる草をかき分けて広い経塚山の山頂には3時間50分かかり9時ジャストの登頂であった。少し風が強く、寒さを感じるのは山頂手前の被さる笹や草で濡れたためである。
指呼の間に見える焼石岳を見ながら朝食休憩だ。日本二百名山に名を連ねる焼石岳に登って、もう10年以上にもなるがが、焼石沼などが結構脳裏に残るものがあり、思い出に浸るのであった。登山道に咲くリンドウなどの草花をカメラに収めながらゆっくりと歩き、落橋の夏油川は橋の鉄骨に掴まりながら渡って、コースタイム通り3時間で夏油温泉に下山した。

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